Curtain -カーテン-の最近のブログ記事
インテリアの事、あれこれ。[Curtain -カーテン-]
2014年7月11日 14:42
台風も過ぎ夙川では早速セミが鳴いています。
いよいよ夏が始まりましたね。
今回は新築タワーマンションのご入居に合わせてご発注頂きましたS様邸をご紹介させて頂きます。
リビングの大きな掃出し窓にはクリスチャンフィッシュバッハ 『ボニー』 をお選びいただきました。
『ボニー』は大きなダマスクをバックカットの技法を用い、大胆に表現されたテキスタイルです。
ドレクセルのダイニングセットやフロアースタンドとのデザイン性、グレードを意識しながらコーディネートさせて頂きました。
ドレープにはマナテックス社 『ベガ』 の8番色を合せました。
レースインスタイルにすることにより夜、厚地を閉めた際には『ベガ』の深みのある赤色とダマスクが
重なり、よりドラマティックにお部屋を演出してくれます。
実はこのリビングのウインドウにはちょっとしたからくりがあります。
それはサッシの手前には重厚な枠で囲った二重構造の壁面が設けられ、カーテンのたたみ代が
収まるようになっております。
重厚な枠が設けられることによりまるで一流劇場のような雰囲気を醸し出してくれます。
また、窓の向こうに広がる風景への期待感も膨らみますね。
リビングの壁面には一面のミラーも施工いたしました。
リビング・ダイニングの隅から隅まで施工させて頂きましたので部屋が広く見え空間に
広がりを持たせることが出来ました。
強度の面からも施工はm/m単位で慎重に工事を進めさせて頂きました。
寝室の壁面にはハヤミ工産のオリジナルブランド、ハミレックスのTV用壁掛け金具を取付させて頂きました。
取付させて頂きました裏面にあたるクローゼットにはオーディオ関係の機器
を入れるスペースに致しました。
配線工事も普通のゴムパッキンでは美しくないとの事でしたので、ステンレス製のリングを流用
することで、見えないところもご要望通り綺麗に施工させて頂きました。
寝室は8Mのカーブした大きなお窓の為、電動のレールを別注でカーブにて作成。
リモコンで楽に開閉できるようにさせて頂きました。
お忙しい中何度もご来店頂き、細かい打ち合わせにお付き合い下さいました。
弊社もカーテン工事、電気工事、ミラー工事とチームを組んで施工に挑まさせて頂き工事日当日には長時間にわたり、大変お世話になりました。
施工後にはご満足頂き可愛いお手紙まで頂戴致しまして、私共も大変うれしく思っております。
最後となりましたがS様、この度はウイズ苦楽園をご指名頂きまして誠に有り難うございました。
シンプルにわかりやすく。[Curtain -カーテン-]
2014年7月 4日 13:14
本日もウイズ苦楽園ブログをご覧頂きましてありがとうございます。
当店の店前のブドウの木は心なしか嬉しそうに見えます。
さて、本日は北欧デザインがお好きな方には喜ばれるであろう施工例をご紹介させて頂きます。
まずはリビングダイニングに北欧はスウェーデンからボラス社の 『マラガ』 を2山1.5倍ヒダにて。
こちらのマラガはあえてヒダ倍率を1.5倍とする事によりヒダ高を抑え、特徴的なデザインを大きく
見て頂く事ができます。
つづきまして、2Fへと続く階段には、
弊社が関西唯一ギャラリー店として販売・施工させて頂いております、おなじみのオランダから
ハンターダグラス社 『シルエットシェード』 を取付させて頂きました。
色は薄いベージュ色のハニーベージュを選択。
羽を閉じたときはもちろんの事、開いたときにもレースを通して太陽光をやわらげてくれます。
こちらのシルエットシェードの優れている点はデザインだけではありません。
なんと羽を開いている状態でも紫外線を80%以上はカットしてくれます。
これから夏本番に向けての紫外線対策、省エネにもなりますね。
さて施工写真に戻りましょう。続いては、
階段あがってすぐのフリースペースにはスウェーデン アルメダール社 『チェリーガーデン』 &
同じくスウェーデン ボラス社 『バードランド』 を。
北欧の個性豊かなデザインの生地をフラットスタイルで吊ることにより、まるでファブリックパネルの
ように見せることが出来ます。
こちらは2窓共どのように柄を見せるかが重要です。
したがってメーカー様とも打ち合わせを重ねさせて頂き、ジョイントや断ち切りの位置を細かく設定。
施主様にもご説明差し上げました。
無垢材の床、漆喰の塗り壁のシンプルな内装に個性的なデザインがとても良く映えます。
シンプルかつ温かみのあるハニーベージュ色のシルエットシェードとの相性も申し分ありません。
今回はシンプルでナチュラルな内装に合わせ、温かみはあり、それでいて個性的なものを望んで
おられました。
ときにウインドウコーディネートによりスペースはギャラリーのようになり、毎日足を踏み入れるのが
楽しみになります。
家の中でも大きなスペースをしめるウインドウコーディネート。
内装とのマッチングも考え " 個 " から " 全体 " への雰囲気作りが必要に思えます。
それらをぜひウイズ苦楽園にお手伝いをさせて下さい。
きっと気に入るものを見つけて頂けるのではないでしょうか。
最後となりましたが素敵な内装の新築のコーディネートをお手伝いさせて頂きましたH様、
この度は誠にありがとうございました。
視線と装飾。[Curtain -カーテン-]
2014年6月27日 11:39
夏本番まであと少し。
関東では雹が降ったりと変な気候ですね。
さて本日は店舗のお窓をコーディネートさせて頂きました事例をご紹介させて頂きます。
神戸市住吉は有馬道商店街の美容院、頭皮と髪の健康を考える 『グラデーション』 様。
歩道に面したウインドウで、日差しは抑えながらも可愛くおしゃれに仕上げたいとのご要望でした。
正面カウンター前とバックヤードの間仕切り、奥のカットスペースをお納めさせて頂きました。
正面カウンター横はこちら。
ベースのお生地はフジエテキスタイルの 『ミズユキ』 をお選びいただきました。
チンツ加工とシワ加工をかけることによりナチュラルな風合いに立体感のあるお生地です。
サイドのフリンジはマナテックス 『ミリーポンポン』 のレッドとグリーンのMIX色を。
リボンは挿し色でグリーンをチョイス。生地はフジエテキスタイル 『ヤム』
同じくナチュラルで優しさのあるグリーンが雰囲気を和らげます。
カウンター横には真っ赤なソファーがあり、店内と外構の植栽のグリーンとのつながりを意識
致しました。
お窓は全て鉄枠となっていましてビスが打てませんので、ブラケットを打ちシェードやメカものを
取付けるという方法は使えませんでした。
なので今回は上部をポール通しとして、リボンシェードにすることにより上下にあげさげも出来るように工夫いたしました。
バックヤードの間仕切りにはベージュ色のインハウス 『シャンタン』 を。
こちらは目立たせることなくさりげない高級感を意識いたしました。
奥のカットスペースにはこだわりの2重吊を。
手前には天井にシングルシェードの生地をお吊変えでフジエテキスタイルの 『ラトバリタ』 を。
こちらの生地、ベースはマットな素材感ですが柄を同じトーンの色で、光沢感のある糸を使用する
事により素材感の違いで花柄を表現しています。
それにより生地全体に施された柄が主張しすぎることもなく、程よいバランス感がございます。
窓側にはフラットにて垂らしたカウンター横の 『ミズユキ』 の別色に、2倍ヒダのハイギャザーで
同じくフジエテキスタイルの 『ロジエ』 をジョイント。
ジョイントにはTOSOのビーズトリム 『BTA』 のパープル色をあしらいました。
ミズユキはあえて濃い色をチョイスすることにより日差しの明るさを適度にカット。
裾にバラモチーフのピンク色が可愛らしいロジエを配置することにより雰囲気をフェミニンに。
更に2倍のギャザーにすることにより豪華さが増しました。
仕上げは照明のシャンデリアに合わせビーズトリムでエレガンスさをプラス。
今回は路面の店舗という事もあり意匠性はさることながら、機能面の要望も強くございました。
一般のご家庭とは違い鉄枠への施工であったりと難しい点はございますが、お客様のご期待に
添えるコーディネート、スタイルはもちろん施工方法に至るまでトータルでのご提案をさせて
頂いております。
店舗でのウインドウコーディネートをお考えの方もぜひお越しくださいませ。
二世帯住宅へのご提案。[Curtain -カーテン-]
2014年6月20日 18:37
今回もウイズ苦楽園ブログをご覧頂きましてありがとうございます。
梅雨入りが嘘のように雨が降りませんので梅雨入りの実感がわいておりませんが、突然夏日に
突入するのでしょうか。
皆様いかがお過ごしですか?
今回は二世帯住宅をご新築なさいました、I様邸へのご提案事例をご紹介させて頂きます。
お母様と娘さまご夫婦揃ってご来店頂き、生地のご提案をさせて頂きましたところある生地を
気に入って頂きました。
それがこちら。
五洋インテックス社のインハウスより 『ブラニ』 です。
こちらのお生地は無地のお生地ですが同系色の色糸2色でおられており、単色ながら豊かな表情が
魅力的なお生地です。
くわえて、色展開も41色と豊富できっとお気に入りの色を見つけて頂けるでしょう。
こちらのお生地でリビングにご提案させて頂きましたスタイルはこちら。
別色の裾切替しスタイルにてご提案させて頂きました。
二世帯それぞれのリビングに別色の切り返しでご対案させて頂いたのは、リビングでのくつろぎ
タイムにもそれぞれの世帯間でつながりを感じて頂く為です。
ネイビーの意匠壁にも表情豊かな単色の色合わせが良く合います。
一階のリビングのレースカーテンは、フジエテキスタイルの『エルケーア』をご採用頂きました。
お庭のグリーンが透けたツリー部分と重なり表情豊かにお部屋を演出してくれています。
娘さま世帯の赤いブラニとベージュの切替しには、同じお部屋の腰窓にタチカワの 『デュオレ』 を。
意匠壁のネイビーに合せデュオレもネイビーをチョイス。
同系色にすることにより、束ねられたブラニの赤がお部屋の中でさらにテイストを加えてくれます。
また、デュオレはネイビー部分と透明部分の重なり具合で光の調節ができる優れものです!
レースカーテンは、オランダのお生地でトレビラCSという難燃ポリスエステル素材で織り上げられた
ドレープのレッドと調和するストライプ柄のカーテンです。
今回は二世帯住宅という事で、同じでは無いがどこかつながりを感じることのできる空間造りを意識
したご提案をさせていただきました。
違う場所にいながら同じ空間を共有できるような、それでいてそれぞれに個性がある。
二世帯住宅にはこんなカーテンも素敵ですね。
ウイズ苦楽園では様々なシーンや、ご希望条件に応じて、多くの施工実績をもとにたくさんの
サンプルを使いご提案させて頂いております。
是非一度色々な思いを胸にご来店下さいませ。
最後になりましたがI様、今回は二世帯でのご来店誠に有り難うございました。
大変素敵な似顔絵入りのメッセージを頂き、感激しております。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
ご新築のインテリアにこそ、こだわりを。 後編[Curtain -カーテン-]
2014年6月12日 11:48
早速ですが今回は前回ご紹介しきれなかったR様邸の後編です。
先ずはリビングルームの御紹介です。
リビングルームは迫力ある高さのあるお窓に3重吊でご提案させて頂きました。
高さ5.4mの吹抜けのドレープカーテンは電動レールで使い易く、カーテンBOXの巾やコンセントの
位置などを早くから計画させて頂きましたのできっちりお納めすることが出来ました。
大きなリビングのお窓にはクリスチャンフィッシュバッハの 『アドニス』 をお選び頂きました。
落ち着いたグレーの地に、ベージュ色のダマスク紋様を立体的に織り上げた品格のある
お生地です。
「サイドヘム カーリング対応縫製」というサイドが巻込まれないように丁寧に縫製しています。
このようにカーテンの縫製はそれぞれのお生地に合わせ、最適な縫製にてお納めさせて頂いて
おります。
メインのグレーのドレープカーテンの後ろに見えるのは「ダミーカーテン」です。
ダミーカーテンはドレープカーテンを束ねた両サイドから、少しだけ見えるようにあしらうことにより
全体像に奥行が出ます。
今回は高さのあるカーテンという事もあり裏地は付けませんでしたが、ダミーカーテンを
付けることにより重厚感を演出することもできます。
ダミーカーテンのお生地は同じくクリスチャンフィッシュバッハより 『コバルト』。
チンツ加工されたツヤのあるなめらかなお生地は一見ゴールドですが実はタテ糸にはブルーが
使われていて、ヒダの陰影によってはブルーのシャンブレー(玉虫)効果が出ます。
ドレープの 『アドニス』 との相性もピッタリです。
レースカーテンはクリスチャンフィッシュバッハの 『アレア』 クロスオーバースタイルで。
ゴールドベージュ色でオーガンジーの繊細な生地です。
ダミーカーテンのゴールド色へと色がつながります。
フリルタッセルも長めにとり、2重にお仕立て致しました。
タッセルはおなじみフランス製 『Houles』 社のもの。
お写真では伝わりにくいですが、実物はかなりのボリューム感で色合いもブルーとグレーの
MIX色がシックでいて美しく、ドレープカーテンとのコーディネートもバッチリでした。
このように三者三様の生地が色を通じて繋がりを持ち、お窓全体にまとまりが生まれます。
お次はイギリスはサンダーソン社の 『イングリッシュローズ』 の壁紙が素敵な洋室をご紹介
致します。
カーテンにはお揃いのサンダーソン社 『イングリッシュローズ』 を。
イングリッシュローズは綿100%のお生地なので、裏地を付ける場合本来は同じ収縮率の綿裏地を
選びますが、今回は遮光がご希望との事でしたのでポリエステル100%の遮光裏地をお付け致し
ました。
ただし上部のみを縫製し、サイドと裾は縫い合わせずにクリーニング後にも糸つりが無いよう、工夫を
施しました。
上部のギャザーバランスにはローズ色の無地を二重仕立てにし裾からチラリと見える演出を
させて頂きました。
こうすることによりカーテンとバランスの間に色が入り、全体に立体感が生まれます。
タッセルにはマナトレーディング社 『ソワレ』 を、ピンク色で華やかさをプラス。
レースにはクリスチャンフィッシュバッハの 『エチュード』 。
チュールレースの織地全体にバラが刺繍されていて裾のスカラップが大変エレガントな逸品です。
また別のお部屋にはブルーの遮光生地をあっさりとしたコーディネートで男性向けに。
レースにはホワイト色のストライプを合わせ、レールにはアイアンレールのアンティークブラックを
お選び頂きました。
こちらのお部屋のカーテンは廊下に貼られたブルーストライプの壁紙へのつながりを意識致しました。
廊下越しに見えるお部屋の窓へのつながりを意識したコーディネートとなっています。
R様のご自宅にはそのほかにも素敵なインテリアエレメントがたくさんございました。
「バラ」「蝶」「小鳥」のステンドグラスとアンティークドール。
ステンドグラスの照明。
エレガントなキュリオケース。
と、かわいいワンちゃん。
今回R様邸では奥様のこだわりやイメージをいかにして具現化し、お家のインテリアに繋がりを
持たせながら空間を素敵に演出することをテーマとさせて頂きました。
もちろんイメージを具現化するためには柄だけでは実現いたしません。
スタイルも同時に表現する事が必要とされます。
そのため、時には通常の縫製スタイルでは無い縫製仕様も各メーカーさまと相談のうえ、お客様へ
ご提案させて頂いております。
またカーテンをコーディネートするうえで、ご家庭のインテリアにおいて窓廻りだけが主役では
ありません。
全体のイメージを大事にして、まとまりを意識する事にも重きを置いています。
そのためには、お家の中の色から色へのつながりや、他のエレメントとのつながりも重要だと
考えます。
これらを実現するためには、お客様との綿密なお打合せをさせて頂く必要があります。
今回、R様には何度も弊社へ足を運んで頂き、また何度も現地にお伺いさせて頂きながら細かい
お打合せをさせて頂きました。
時間はかかりますがお客様と私どもが双方納得できる、素晴らしいものをお作りさせて頂く事が
出来たかと思います。
ブログをご覧頂いております皆様もイメージの実現をあきらめることなく、ぜひ一度弊社にて
ご相談ください。
心よりお待ち申し上げております。
最後となりましたがR様、この度は多大なお時間と労力を費やして頂きまして誠にありがとう
ございました。
PS:ご寝室にも素敵なカーテンをお考えですので、それは次の機会に、、、