With苦楽園 (2025年12月19日 10:41)
いつもウイズ苦楽園ブログをご覧いただき、
誠にありがとうございます。
もうすぐクリスマスですね。
街中ではイルミネーションが輝き、
何かと慌ただしい年末の時期となりました。
気がつけば今年も残りわずかとなりましたが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
それでは、本日も施工例をご紹介いたします。
ご新築のお住まいに、
窓まわりのご相談をいただきました。
きっかけは、以前ご宿泊された
ホテルで目にした窓まわり。
その心地よさや印象を、ご自宅でも再現したいという想いから、プランニングが始まりました。
リビングには、ハンターダグラス社のシルエットシェード 電動タイプ Gen3 を採用しています。レースとファブリックのスラットを組み合わせた構造により、やわらかな光を取り込みながら、視線や眩しさを心地よくコントロールできるのが特徴です。
生地は、スラット部分にさりげない表情をもつベージュ系カラーをお選びいただきました。無垢材を基調とした室内に自然に溶け込み、素材感を引き立ててくれます。
当初は少し色味を入れる案もありましたが、現地で空間全体のトーンや光の入り方を確認しながら検討を重ね、最終的にはお部屋に寄り添う落ち着いたカラーにご決定いただきました。電動タイプのため、電源の取り合いや納まりについても事前にしっかりと打合せを行い、意匠・操作性ともにすっきりとした仕上がりとなっています。
シェードを開けると、窓の先には美しいお庭の景色が広がります。紅葉の季節にお伺いしましたが、これから雪景色や新緑と、季節の移ろいを窓越しに楽しめる贅沢な住環境が印象的でした。
ご寝室は、リビングとは雰囲気を変え、カーテンスタイルでまとめています。ドレープにはマナトレーディング「サマセット」、レースにはクリエーションバウマン「シンフォニア」をセレクト。どちらも耳・裾をメロウ仕上げとし、重くなりすぎず、空間に軽やかさが出るよう仕上げました。
お気に召したドレープ生地には裏地を付け、光の調整や質感の美しさにも配慮しています。
縦滑り窓にはスタイルを変え、FUGAの遮光タイプを採用しました。機能性を確保しつつ、こちらの窓からも借景を楽しめる設えとしています。
また、2階のゲストルームには採光タイプのFUGAを取り入れ、レース越しに映る紅葉がやさしく、落ち着いた空間となりました。
当店では、ショールームでの素材確認から現地での光や納まり、使い勝手の確認まで、暮らしを想像しながら窓まわりをご提案しています。カタログで見る色と実際の空間で見る色の違いを丁寧に確かめながら、長く心地よく過ごせる窓辺を一緒につくっていければと思います。
