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トラディショナルでエレガント。ご新築オーダーカーテンコーディネート。[Traditional -トラディショナル-]
2016年1月17日 14:02
寒くなり全国的に雪が降る地域も増えてきました。
西宮地域でも冷え込みが厳しく、車のガラスも氷ついています。
今週末はさらなる冷え込みが予想されます。
ウイズ苦楽園へご来店いただく際は路面凍結等、お気を付けくださいませ。
さて、この度ウイズ苦楽園ではプラスワン企画と題しましてキャンペーンを企画中でございます。
詳細決定いたしましたら改めてご報告させていただきますので、ご期待ください。
それでは本日も始めさせていただきます。
オーダーカーテンのウイズ苦楽園、カーテンブログをご覧いただきましてありがとうございます。
本日のカーテンブログは、10年程前よりウイズ苦楽園をご贔屓にしていただいているお客様で、
3軒目となる今回はご子息様のご新築をコーディネートさせて頂きました。
床はカーペット敷き、家具はドレクセル等をお使いでトラディショナル&エレガント。
それらのテイストを意識いたしましたコーディネート、まずはリビングダイニング、
レースカーテンは五洋インテックスのインハウス 『ラーセン』
オーガンジーベースの透明感が魅力の裾絵羽柄、刺繍レースです。
エレガントな中に可愛さも持ち合わせたデザインが特徴で、刺繍のモチーフは人気のバラです。
ドレープカーテンは同じくインハウス 『メイプル』 にポリエステル裏地を付けて。
メイプルは長年の人気があらわしている通り、普遍的なスタイルでいつの時代のインテリアにも
合わせやすくなっております。
タッセルにはマナテックス 『ソワレ』 をブランドミックスで合わせました。
装飾タッセルを使うだけで高級感や存在感が一気にましますね。
続いては同じ形状の出窓があるキッチンと食堂です。
まずはキッチン、
レースは同じく 『ラーセン』 に、撥水防汚加工が施されたロールスクリーン。
食堂は、
レースはラーセン、フロントのドレープにはハンターダグラス 『デュエットシェード』
を枠内に納めました。
デュエットシェードの色味はリビングのドレープと同系色です。
続いての書斎のレースカーテンは、
五洋インテックス 『メラニー』
小花をあしらったオーナメントデザインに、ナチュラルな質感の糸を使った
フェミニンなイメージのお生地です。
ギャザーはスモッグプリーツというスタイルで通常のペンシルギャザーよりも柔らかな
雰囲気となりました。
ドレープカーテンには、サザンクロス 『アドニス』 を。
アドニスは、トラディショナルなひし形のダマスク柄を立体的に表現した、存在感のある
テキスタイルです。
ふくれ織りで立体的に表現されたダマスク柄。
タッセルはビーズ付2つ房の 『オリエント』
小ぶりな房の根元に細かなクリアビーズがあしらわれています。
続いてはファミリーリビングと主寝室、子供室がある2階です。
まずはファミリーリビング、
レースは1Fリビングで使用した生地の残布を利用して、裾をウエイトロック、ギャザーは
同じくスモックプリーツでお納め致しました。
生地を余すことなく使い、無駄のないようにお生地を使うことができました。
夜はハンターダグラス 『デュエットシェード』 ですっきり機能的に、
デュエットシェードは下した時もすっきりとしたデザインが特徴的ですが、畳みあげた時も
他のシェード、ブラインドに比べタイトに収まるので、高さのない窓にも効果的です。
同じ居室の高さのある腰高窓には、同じレースにシャンタンをツインシェードで
ご提案。
カラーを統一することにより、さりげない連続性がうまれました。
続いて主寝室。
主寝室の主役となるドレープカーテンはマナテックスの 『マルメゾン』 に遮光裏地を付けて。
ダマスクデザインにストライプを加えることで、伝統的な格式高さにモダンな
テイストが融合しています。
レースカーテンはインハウスブランドより 『フロンタン』 裾共フリル付。
こちらも広巾生地を無駄なく使い、ギャザーフリル付にて縫製いたしました。
タッセルは、
マナテックス 『ソワレ』 ピンクカラーをチョイス。
レース生地の花柄のピンクを意識して、タッセルにもピンクやグリーンで合わせることにより、
お窓周りが優しい雰囲気に包まれました。
子供室はお子様ご自身で選ばれた壁紙を中心にコーディネート。
エレガントで情緒豊かなお部屋になりました。
レースカーテンはシンプルなボイル地に、エレガントな小花を全体に刺繍した、裾絵羽柄レースです。
ドレープカーテンはダリアの花をモチーフに、北欧調にまとめたサザンクロス 『ミカエラ』
ポリエステル100%のお生地ながら、麻調のベースが北欧カーテンテイストを際立てます。
タッセルはクリスタルボールとミックスカラーのロープが可愛い当店人気商品です。
男の子のお部屋は、
清潔感のあるカラーとストライプデザインのフジエテキスタイル ワールドファブリックシリーズの
カーテンを。
シャリ感のある質感と、マルチカラーのストライプがインテリアの幅を広げてくれます。
お子様の成長につれ、変わりゆくお部屋の様子にもすんなりと馴染んでくれることでしょう。
レースカーテンは、
シンプルイズベストなストライプデザイン、サザンクロスより 『スーペリア』 を
コーディネート。
タッセルはボール型のロープタッセルで、こちらもすっきりとした印象に。
最後に高さのある吹き抜けの玄関ホールを、
大型メカでロールスクリーンを施工。
日差し等で必要な時だけ使用するため、巻き上げると開口を大きく取れるロールスクリーンに
いたしました。
柔らかな日差しは外の木が優しく、また美しく玄関を飾ります。
ご両親から娘様と息子様へつなげて頂きましたご縁は、ウイズ苦楽園一同大変うれしく
思っております。
それぞれのご家庭に様々なインテリアがあり、しかしどことなく縁を感じさせてくれます
インテリアコーディネートを、オーダーカーテンを通じてお手伝いさせていただきました。
多種多様なご提案をさせて頂いております、オーダーカーテン ウイズ苦楽園をこれからも
よろしくお願いいたします。
最後となりましたがT様、ありがとうございました。
これからも末永くお付き合い頂きますよう、よろしくお願い申しあげます。
エレガント、トラディショナルスタイルのオーダーカーテン。[Traditional -トラディショナル-]
2016年1月 8日 14:25
新年あけましておめでとうございます。
ご挨拶が遅くなりましたがウイズ苦楽園は1/5(火)より通常通り
AM10:00~PM7:00
で、営業しております。
2016年もますますのご愛顧をよろしくお願いいたします。
さて、本日もオーダーカーテンのウイズ苦楽園ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
新年初の施工例は、エレガントとトラディショナルでお送りいたします。
今回のお客様は長年お使いのカーテンをなんとなく変えれずに何十年と来てしまったが、
「ウイズ苦楽園は品揃え豊富と聞きました、本当のお気に入りを見つけたい」とのことで、
遠方よりご来店いただきました。
まずはメインのリビングスペース、
リビングにお選びいただきましたテキスタイルは、フランスよりエタミン
『 Soltilege ソルティレージュ 』 です。
こちらのお生地は、シルクの生地にビスコースで花柄やツタ柄がパッチワークにて表現
されている、とても豪華なお生地です。
綿素材の裏地も付けていますので、シルクのカーテンを保護しながら、さらにボリューム感
も増してドレープも美しくなっております。
デザインの一つ一つがパッチワークで立体的に表現されています。
タッセルにはフランス製Houles(ウレス)より真紅のカラーが美しい房付を、
ドレープカーテンに合わせたレッドに、ゴールド色で高級感をプラス。
レースカーテンは、
当店でも大人気FISBA社 『ショパン』 です。
編みレースの中にお花柄が全体に刺繍されており、裾にはブローチのようなデザインが
あしらわれた裾絵羽柄です。
ショパンは大人気でございます、過去の施工例も併せてご覧ください。
過去の記事 ☜クリック!!
リビングのもう一つの窓にも同じコーディネートでカーテンを。
後述のダイニングスペースのカーテン共生地クッションをアクセントに。
リビングの別のソファーにはリビングのカーテンと共柄クッションを配置いたしました。
リビングは今まで吊っていたものとは違って華やかに、豪華にコーディネートしたいとの事で、
今回のコーディネートは大変お喜びいただきました。
続いてはダイニング、
こちらの鮮やかなカラーリングのドレープカーテンはデザイナーズギルド、
ロイヤルコレクションより 『 ウインザーグレートパーク』 です。
こちらのコレクションはブック名が "St,James's" といいましてセントジェームス宮殿内
のインテリアや建築物、装飾にインスパイアされ構成されたコレクションです。
その名の通り庭園をイメージした 『 ウインザーグレートパーク 』 は、シルク地に
ヴィスコースで、総柄刺繍を施したテキスタイルです。
鮮やかなパープルやブルーのカラーリングで、木々に咲く花や葉っぱ、木の実をついばむ鳥を
糸数を多く使い、繊細に表現しています。
シルクの質感はやはり美しく、光沢感のあるヴィスコースの糸もまた素晴らしいものですね。
こちらもやはり裏地を付けてのお納めとなりました。
レースカーテンはリビングと同じくフィスバの 『 ショパン 』
リビングとダイニングは一つなぎの空間となっているため、レースは統一し一体感を
出しました。
タッセルは、
同じくウレス社の大ぶりな1つ房のものをチョイス。
カラーがブルーとブラウンのミックスになっていますので、お部屋とカーテンをつなぐ
役割をはたしてくれます。
隣接するキッチンスペースには、
デザイナーズギルド 『 モクレン 』
こちらのテキスタイルはコットン地にモクレンをイメージしたデザインを、色鮮やかに
プリントした商品です。
刺繍とはちがい繊細で鮮やかなカラーリングが特徴的で、ロイヤルコレクションとは
違った表情に良さがあります。
水彩画のような表現のデザインは、あえて大部分をブラックトーンにすることにより
鮮やかな花がより一層際立って見えます。
こちらは他のドレープカーテンとは違い、ヒダ間を広げる事によりデザインを見せる
縫製にてお仕立ていたしました。
タッセルは、
またまたウレス社よりモダンテイストで特徴的な形状のタッセルをおすすめ。
形状が特徴的なのでカラーは抑えめに、さりげないアクセントとなるよう意識
致しました。
キッチンのレースカーテンには、
ドイツはSAHCO(サコ) の二重織りグレデーションカラーのカーテンを。
こちらも過去の記事でもご紹介させていただいておりますので、ご覧ください。
東京と英国とイタリアと。 ☜クリック!!
続いては洋室のコーディネートを、
こちらはイギリスはサンダーソンの 『 アンジェリカ 』 です。
綿麻のベースに、ビスコースを使い草花を刺繍。
さらに刺繍のふちにコード刺繍を施し、立体感を出しております。
綿麻をベースに使うことにより、アンティーク感のある表情がイギリスのサンダーソン社
らしいお生地です。
こちらは色違いを含む、全3色でクッションをお作りいたしました。
これだけでもお部屋が華やかになりますね。
タッセルは、
フェミニンなピンクカラーの1つ房。
やはりウレスのタッセルは海外製(フランス)ならではの、絶妙なカラーリング
が良いですね。
レースカーテンはフィスバ 『 エラーブルドレ 』
ショパンと同じチュールレース(編みレース)ですが、ショパンより少し大柄なツタ柄で、
コード刺繍を用いて立体的なデザインになっています。
ドレープカーテンと同じコード刺繍となり、コーディネートに連帯感が生まれました。
絵羽柄も大胆な植物柄となっており、よりエレガントな印象をもつテキスタイルです。
また、和室にはハンターダグラス 『 デュエットシェード 』 でシンプルに。
ハンターダグラスはオランダのメーカーですが、不織布の生地感は和室にもよく合います。
今回のお客様は現在のお住まいを建てられて数十年暮らしていらっしゃいます。
これまで新築当時から同じカーテンをお使いになられていました。
思いきった模様替えをご所望で、インターネットより品ぞろえにご期待頂き、ウイズ苦楽園に
ご来店いただきました。
今回ご紹介させていただきましたカーテンはすべて、カーテンスタイルのサンプルを
展示させていただいております。
すべてのカーテン、クッション等をお納めさせて頂きまして完成時にはとてもお喜び
頂くことができました。
国やブランドやテイストを超えたコーディネートを楽しんでいただけたかと思います。
現在ウイズ苦楽園では、国内外含め40ブランド近いお取り扱いがあります。
ぜひ一度ご来店ください。
今回ご紹介させていただきましたY様、この度は遠方よりのご来店誠にありがとうございました。
リエゾン つながりのある家。後篇[Traditional -トラディショナル-]
2015年11月27日 14:04
ここ2,3日で一気に冷え込みましたね。
広島では初雪、神戸では六甲山で初氷がみられたとの事です。
みなさま万全の寒さ対策で、風邪などひかぬようにしてください。
それでは本日も始めさせていただきます。
オーダーカーテン ウイズ苦楽園の施工ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は先週の "リエゾン つながりのある家" 後篇と致しまして2階部分のご紹介を
させて頂きます。
まずはリビングダイニングから、
2Fリビングダイニングは天井や床の木目が美しく、ロフトもある高い天井となっておりますので
大きく広がりのある空間となっております。
高い天井から吊られた、ランプセードが素敵な豪華なシャンデリア、そして2階のドアにも
1階同様ステンドグラスがはめ込まれています。
ドレープカーテンにお選び頂きましたのがフジエテキスタイルのタフタコレクションより
『フラメンコ』 アイボリーです。
タフタ織物の特徴として、上品な光沢感と薄手で張りのある質感や、色の玉虫効果が
楽しめます。
さらにフジエテキスタイルのタフタコレクションには、ベルギーを原産地としたタフタの美しい
質感と色はもちろんの事、デザインバリエーションもチェックやストライプ等の豊富な展開で
コーディネートの幅が広がります。
アイボリータフタのベースに3㎝幅の織り柄チェックデザインがアクセントとなっており、
張りのあるタフタ生地に柔らかいドレープ感をプラスするため、裏地付にてご提案
いたしました。
裏地には特に遮光性を持たせる必要のないリビングルームですので、無駄なボリューム感
がでないように、薄手のポリエステル裏地をチョイス。
レースカーテンは、
五洋インテックス社インハウスより新作の 『パレルモ』 を。
トルコ製のこちらのレースカーテンは、バックカット仕上げ
の唐草文様が生地全体に。
裾部分にはアイボリー色の無地に、横切り替えでジャガード織りレースがあしらわれている
非常に凝ったつくりのテキスタイルです。
唐草柄のお色は流行のグレージュ(グレーとベージュのMIX)カラーです。
ゴールドカラーの糸を細かく織ったロープ状のタッセル 『ノードメタル』 で
ボリューム感とモダンテイストが加わりました。
キッチン周りのカラー、ドマーニの家具の飾り金具、シャンデリアのアームのライン。
これらにリビングダイニングにコーディネート致しましたドレープ、レースやタッセルの
様々な要素が "つながり" ます。
2Fリビングの扉にはめ込まれたステンドグラスは、1Fリビングと同じく篠上さふみ先生
による物。
『ロンデル』 という現在は生産されていない希少な、厚みのある円形のガラスが
4人家族ということで、4つあしらわれています。
1Fとはまた違うデザインとなっており、日中や夜の光の元、様々な表情を見せてくれます。
特殊なデザインや色味が独特な存在感を放っておりますが、パッと見は控えめな
カーテンとステンドグラスは相性も良く、高級感のある空間に華を添えてくれます。
将来的に暖炉を設置予定のリビングのコーナーには、ラテブラウン色のロールスクリーン
でシンプルに。
こちらのカラーはキッチン壁面のタイルのお色と同じ色味にいたしまして、リビング
ダイニングとのつながりを持たせました。
続いては主寝室です。
主寝室はドレープ生地をプレーンシェード、レースカーテンを3つ山2倍ヒダの
両開きカーテンスタイルにてご提案。
プレーンシェードのドレープ生地は五洋インテックスのインハウス 『ヴァイオラ』 を。
ヴァイオラは様々な種類やカラーの糸(スラブ糸、カラーミックスの糸等)を使い、
さらに表面には見えないように黒糸を挟み込んで織り上げたテキスタイルです。
黒糸を織り込むことで遮光性を持たせ(遮光2級)、デザインと致しましては所々にサークル
デザインが配されています。
繻子織りで織り上げるため、なめらかな艶感が高級感のあるお生地です。
レースカーテンは同じく五洋インテックス社の 『ネスター』
ブラウンやブルー、グリーン、ベージュ等の大きな格子柄は、先染めの糸で織り上げているため
発色も美しく、格子デザインのカラーが重ねっている部分はとても繊細な色の表現となって
おります。
ドレープカーテン、レースカーテンともに、色合い、素材感をベッドリネンと統一させて頂く
事で空間としてまとまりを意識いたしました。
続いてのお嬢様お二人のそれぞれの居室には、
ドレープカーテンはお手持ちのピンクのカーテンに、シルバーのスパンコールが
あしらわれたホワイトベースのレースカーテンを合わせました。
タッセルにはフランスHOULES社(ウレス社)のにぎやかなカラーリングが
かわいいロープタッセルを。
もう一つのお部屋は、
同じくピンクのドレープカーテンにバレリーナや星やキー等、様々なチャームを刺繍で
可愛らしく仕上げたレースカーテンをコーディネート致しました。
タッセルには同じくHOULES社の、こちらには房付タッセル、
鮮やかなピンクの房にレースカーテンのチャームを意識したカラーリングの、まるで
マカロンのようなヘッド部分がかわいくも豪華なタッセルです。
どちらのお部屋も可愛らしく素敵に仕上がりました。
ウイズ苦楽園がいつも考えるのは、カーテンは窓を覆い、光を遮るためだけにあるものでは
無いということです。
自然光をウインドトリートメントを通して室内環境にどう生かすか、また夜の照明にはどう
変化していくのかも予測してコーディネートさせて頂いております。
さらに、それらの素材や色やデザインが他のインテリアエレメンツにさりげなく "つながり" を
持つようにコーディネートしていきますと、大きな空間としてみた時にもお家全体が落ち着きの
ある、まとまった空間になると考えます。
今回二回に渡りご紹介させていただきました施工例も、それらを意識したコーディネートに
させて頂いたつもりです。
その成果かお施主様ご家族には「今までには決して選ぶことのない生地やコーディネート
でしたが、すべてにおいて気に入りました」 と大変うれしいお言葉を頂くことができました。
あわせて、建築家の先生にもお褒めの言葉を頂き、ウイズ苦楽園と致しましても喜びもひとしお
でございました。
最後となりましたが、この度ウイズ苦楽園をご指名いただきました
JIHLAVA&Co (イフラヴァ) 一級建築士 中郷洋次先生、
また長時間にわたるお打合せにもお付き合いいただき、ご提案をご採用いただきましたT様、
この度は誠にありがとうございました。
リエゾン つながりのある家。[Traditional -トラディショナル-]
2015年11月20日 15:36
11月も後半に差し掛かりすっかり年末感が出てきました。
町のイルミネーションはクリスマスになり、郵便ポストの年賀状の文字に目がいきます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日のお客様はご新築に合わせて建築家の先生より弊社コーディネーターをご指名頂き、
お打合せさせて頂きました、2階建てロフト付の二世帯住宅のお客様です。
まずはリビングダイニング、
引違の掃出し窓が2窓連続しているダイニングのお窓ですが、カーテンボックスは
壁面の端から端まで通っていました。
お生地のデザインを活かし、広さの演出として2窓続きの大きな両開きとしてご提案させて
頂きました。
横に流れるようなデザインが特徴のドレープカーテンは川島織物 『アサナギ』
カラーはベージュです。
京都の市原で生産されておりますこちらのお生地は、穏やかに流れる水、キラキラと輝く
水面をゆったりとしたデザインにまとめ、織り上げております。
こちらの大きな流れのデザインは、京都市原にあります川島織物の工場でこそ仕上げる
ことのできる逸品です。
キラキラと輝くような糸、大地の膨らみを表現するために立体感のある糸を使うなど
織りの表現にとてもこだわりのあるドレープカーテンです。
ドレープカーテンに合わせたタッセルは五洋インテックス 『ロガン』 です。
こちらのタッセルはブラウン、ベージュ、光沢糸など異なる数種類の素材で作られています。
日本の玉留め結びのようなパーツもアクセントとなり、ドレープカーテンのアサナギとも
デザイン、生地感ともにつながりを持たせることを意識して和モダンな雰囲気にまとめました。
レースカーテンには同じく川島織物 『ラクアーレ』 こちらはインハウスデザイナー
スミコ・ホンダのデザインによるお生地です。
立ち上がる蒸気をイメージしてデザインされた、透明感のある横グラーデーションデザイン。
繊細な生地の風通織物(2重織物)でありながら遮熱効果も高く、色糸による繊細な凹凸感
がございます。
光沢糸のきらめきも美しく、2重織物ならではのモアレ柄も楽しめます。
レースカーテンは外から見えにくいものがご希望でしたが、機能だけを優先してしまいますと
デザイン性が損なわれてしまいます。
こちらのラクアーレは機能性はさることながら、デザインはアサナギとも相まって、とても品格
のあるリビングダイニング空間となりました。
ダイニングのポイントでもある輝く水面や、立ち上がる蒸気のキラキラとした雰囲気は、
リビングドアのステンドグラスのデザインを邪魔することなく、自然をテーマにうまく
まとまりました。
こちらのステンドグラスは2年近くの月日を費やしお打合せを重ね、デザインを完成されたそうです。
ゆかりのある奈良、吉野の風景は 「一日千本桜」 が山々を彩り、ステンドグラスの中
にも芸術性の高い源氏香のパーツがあしらわれ、それらの向こうに桜が見え隠れ
していました。
ステンドグラスに目をやり、デザインエッセンスでもある吉野の風景に思いをはせるとき。
大きなウインドトリートメントが邪魔をすることなく、和と融合した空間美として現代の
モダンテイストにつながりを連想させてくれます。
ステンドグラスの作家様は記事の末にて。
続きまして寝室です。
ドレープカーテンは五洋インテックスのサザンクロスより 『アイリーン』 こちらに
遮光裏地をお付けいたしました。
ポリエステルシャンタンにバラの花飾りのモチーフを、淡いカラーの刺繍で仕上げた
エレガントなお生地です。
レースには砂をまいたような地紋が美しい、表情豊かでしなやかな生地感の
『サブレボイル』 を。
ヒダを2倍ヒダでたっぷりとると、しなやかな生地感が生き、外からも見えにくく
なりますのでおすすめです。
寝室のタッセルにはダイニングと同じく五洋インテックスの 『オリエント』
2つ房の小ぶりなタッセルですが房の結び目には小さなビーズがあしらわれており、
華やかなドレープカーテンに寄り添うような雰囲気が素敵です。
ベッド上部の横長のお窓にはカーテンと同じ生地をプレーンシェードにて。
シェードを下したときには生地がフラットになり刺繍柄が良く映える為、タペストリーを
飾っているようでとてもきれいだとお喜びいただけました。
玄関は型ガラスのFIX窓ということもあり、軽めのニュアンスで素敵なものをと思いまして、
スイスよりクリエーションバウマン社のお生地でお仕立てしたカフェカーテンを、プレゼント
させて頂きました。
お家の中に灯りをともすと外側に葉の形が浮かび上がり、玄関わきに植えた深緑の
トネリコとの見事なコラボレーションに、設計の先生やお施主様ご家族より大変な
好評をいただきました。
本日は以上でございます。
次回2階、3階と続きますのでお楽しみに。
建築家:JIHLAVA&Co(イフラヴァ) 一級建築士 中郷洋次先生
ステンドグラス:ステンドグラス工房 Le Verre(ルベール) 篠上さふみ先生
篠上先生のステンドグラスはウイズ苦楽園店内にもいくつか作品展示がございます。
ウイリアムモリスのイチゴ泥棒シアーと、フィスバのレースカーテン。[Traditional -トラディショナル-]
2015年10月23日 16:38
ラグビーワールドカップ日本代表惜しかったですね。
スポーツ(観戦)の秋を満喫させていただきました。
今週末から一気に寒くなるようですので、皆様お身体ご自愛ください。
さて、本日も始めさせていただきます。
新築オーダーカーテンウイズ苦楽園のカーテンブログをご覧くださいましてありがとうございます。
本日はレースカーテンを使った施工例をご覧いただきます。
まずは、
ウッドブラインドに川島セルコン社のウイリアムモリスより 『イチゴ泥棒シアー』 を使った施工例です。
以前にもオーダーいただいておりますお客様より、2階部分の眺望がすばらしいアトリエのカーテンを
ご用命いただきました。
外からの光や室内からの視線の調整を考え、従来のドレープカーテンとレースカーテンではなく
ウッドブラインド、プラスレースカーテンでご提案させて頂きました。
ウッドブラインドでお窓に機能性を持たせ、デザイン面をイチゴ泥棒の素敵な刺繍で華やかに。
ウイリアムモリスのイチゴ泥棒にも描かれている、イチゴをついばんでいる小鳥たちが
可愛らしく刺繍されています。
こちらのレースは以前に別の居室のカーテンをお打合せ段階より、次の機会にぜひ使いたいと
お考えいただいており、今回念願かなってのお納めとなりました。
上部のウッドレールも同時にコーディネート。
ミニキッチン横の小窓にはカフェカーテンスタイルにてご提案、
上部のギャザーがクラシカルな雰囲気と可愛らしさをさらに際立てます。
ミニキッチンには築百年の以前のご自宅より移設されましたペンダントランプが
吊られておりまして、イチゴ泥棒シアーとの相性もバッチリです。
まさにシャビーシックなインテリアに、まとまりがある空間となりました。
続いてはヨガのプライベートレッスンを行うスペースへの施工例です。
入口の間仕切りにお勧めいいたしましたレースカーテンが、
クリスチャン・フィッシュバッハ(フィスバ)社の 『オッファ』 リーフ色です。
こちらのレースは玉虫効果のある美しいボイル生地で、リーフ色はオレンジとブルーグリーンの
色の移り変わりを楽しんでいただけます。
外の共用廊下との境界線としてレースカーテンをご提案いたしました。
ただし、あまり閉塞感がなくシンプルだが空間を彩るものが欲しいとのことで、
お勧めいたしましたオッファをとても気に入っていただけました。
賃貸物件ということで、釘やビスを使わずにテンションバーをロフトスペースの梁に使っての
施工でお納めいたしました。
バルコニーのお窓には同じくフィスバ社の 『アンドロ』
こちらのレースカーテンは一見無地に見えますがよく見ると、
生地の中央より少し下部分にグラデーションでベージュ色のカラーが入っています。
ウイズ苦楽園店内の展示ディスプレイの別色で見ると良くわかります。
(画像中央、ピンクのグラデーション)
今回の施行例はいかがでしたでしょうか。
レースカーテンのデザイン、機能性を兼ねたご提案でございました。
最後となりましたがK様、M様この度は誠にありがとうございました。