リエゾン つながりのある家。後篇
With苦楽園 (2015年11月27日 14:04)
カテゴリー:Curtain -カーテン-カテゴリー:Elegant/Feminine -エレガント/フェミニン-カテゴリー:Modern -モダン-カテゴリー:Traditional -トラディショナル-
ここ2,3日で一気に冷え込みましたね。
!-- /id="right_con" -->
広島では初雪、神戸では六甲山で初氷がみられたとの事です。
みなさま万全の寒さ対策で、風邪などひかぬようにしてください。
それでは本日も始めさせていただきます。
オーダーカーテン ウイズ苦楽園の施工ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は先週の "リエゾン つながりのある家" 後篇と致しまして2階部分のご紹介を
させて頂きます。
まずはリビングダイニングから、
2Fリビングダイニングは天井や床の木目が美しく、ロフトもある高い天井となっておりますので
大きく広がりのある空間となっております。
高い天井から吊られた、ランプセードが素敵な豪華なシャンデリア、そして2階のドアにも
1階同様ステンドグラスがはめ込まれています。
ドレープカーテンにお選び頂きましたのがフジエテキスタイルのタフタコレクションより
『フラメンコ』 アイボリーです。
タフタ織物の特徴として、上品な光沢感と薄手で張りのある質感や、色の玉虫効果が
楽しめます。
さらにフジエテキスタイルのタフタコレクションには、ベルギーを原産地としたタフタの美しい
質感と色はもちろんの事、デザインバリエーションもチェックやストライプ等の豊富な展開で
コーディネートの幅が広がります。
アイボリータフタのベースに3㎝幅の織り柄チェックデザインがアクセントとなっており、
張りのあるタフタ生地に柔らかいドレープ感をプラスするため、裏地付にてご提案
いたしました。
裏地には特に遮光性を持たせる必要のないリビングルームですので、無駄なボリューム感
がでないように、薄手のポリエステル裏地をチョイス。
レースカーテンは、
五洋インテックス社インハウスより新作の 『パレルモ』 を。
トルコ製のこちらのレースカーテンは、バックカット仕上げ
の唐草文様が生地全体に。
裾部分にはアイボリー色の無地に、横切り替えでジャガード織りレースがあしらわれている
非常に凝ったつくりのテキスタイルです。
唐草柄のお色は流行のグレージュ(グレーとベージュのMIX)カラーです。
ゴールドカラーの糸を細かく織ったロープ状のタッセル 『ノードメタル』 で
ボリューム感とモダンテイストが加わりました。
キッチン周りのカラー、ドマーニの家具の飾り金具、シャンデリアのアームのライン。
これらにリビングダイニングにコーディネート致しましたドレープ、レースやタッセルの
様々な要素が "つながり" ます。
2Fリビングの扉にはめ込まれたステンドグラスは、1Fリビングと同じく篠上さふみ先生
による物。
『ロンデル』 という現在は生産されていない希少な、厚みのある円形のガラスが
4人家族ということで、4つあしらわれています。
1Fとはまた違うデザインとなっており、日中や夜の光の元、様々な表情を見せてくれます。
特殊なデザインや色味が独特な存在感を放っておりますが、パッと見は控えめな
カーテンとステンドグラスは相性も良く、高級感のある空間に華を添えてくれます。
将来的に暖炉を設置予定のリビングのコーナーには、ラテブラウン色のロールスクリーン
でシンプルに。
こちらのカラーはキッチン壁面のタイルのお色と同じ色味にいたしまして、リビング
ダイニングとのつながりを持たせました。
続いては主寝室です。
主寝室はドレープ生地をプレーンシェード、レースカーテンを3つ山2倍ヒダの
両開きカーテンスタイルにてご提案。
プレーンシェードのドレープ生地は五洋インテックスのインハウス 『ヴァイオラ』 を。
ヴァイオラは様々な種類やカラーの糸(スラブ糸、カラーミックスの糸等)を使い、
さらに表面には見えないように黒糸を挟み込んで織り上げたテキスタイルです。
黒糸を織り込むことで遮光性を持たせ(遮光2級)、デザインと致しましては所々にサークル
デザインが配されています。
繻子織りで織り上げるため、なめらかな艶感が高級感のあるお生地です。
レースカーテンは同じく五洋インテックス社の 『ネスター』
ブラウンやブルー、グリーン、ベージュ等の大きな格子柄は、先染めの糸で織り上げているため
発色も美しく、格子デザインのカラーが重ねっている部分はとても繊細な色の表現となって
おります。
ドレープカーテン、レースカーテンともに、色合い、素材感をベッドリネンと統一させて頂く
事で空間としてまとまりを意識いたしました。
続いてのお嬢様お二人のそれぞれの居室には、
ドレープカーテンはお手持ちのピンクのカーテンに、シルバーのスパンコールが
あしらわれたホワイトベースのレースカーテンを合わせました。
タッセルにはフランスHOULES社(ウレス社)のにぎやかなカラーリングが
かわいいロープタッセルを。
もう一つのお部屋は、
同じくピンクのドレープカーテンにバレリーナや星やキー等、様々なチャームを刺繍で
可愛らしく仕上げたレースカーテンをコーディネート致しました。
タッセルには同じくHOULES社の、こちらには房付タッセル、
鮮やかなピンクの房にレースカーテンのチャームを意識したカラーリングの、まるで
マカロンのようなヘッド部分がかわいくも豪華なタッセルです。
どちらのお部屋も可愛らしく素敵に仕上がりました。
ウイズ苦楽園がいつも考えるのは、カーテンは窓を覆い、光を遮るためだけにあるものでは
無いということです。
自然光をウインドトリートメントを通して室内環境にどう生かすか、また夜の照明にはどう
変化していくのかも予測してコーディネートさせて頂いております。
さらに、それらの素材や色やデザインが他のインテリアエレメンツにさりげなく "つながり" を
持つようにコーディネートしていきますと、大きな空間としてみた時にもお家全体が落ち着きの
ある、まとまった空間になると考えます。
今回二回に渡りご紹介させていただきました施工例も、それらを意識したコーディネートに
させて頂いたつもりです。
その成果かお施主様ご家族には「今までには決して選ぶことのない生地やコーディネート
でしたが、すべてにおいて気に入りました」 と大変うれしいお言葉を頂くことができました。
あわせて、建築家の先生にもお褒めの言葉を頂き、ウイズ苦楽園と致しましても喜びもひとしお
でございました。
最後となりましたが、この度ウイズ苦楽園をご指名いただきました
JIHLAVA&Co (イフラヴァ) 一級建築士 中郷洋次先生、
また長時間にわたるお打合せにもお付き合いいただき、ご提案をご採用いただきましたT様、
この度は誠にありがとうございました。