Traditional -トラディショナル-の最近のブログ記事
トータルコーディネイト[Traditional -トラディショナル-]
今回は芦屋のN様邸をご紹介させて頂きます。
いつも当店をご利用頂いておりますN様の窓廻りをトータルコーディネイトさせて頂きました。
リビングダイニングにはクリスチャン・フィッシュバッハ(FISBA)のカンヌをご採用頂きました。
パイルにレーヨンを用いることで、光沢感・しなやかさを演出しているベルベット生地のベースに、
ブラッシュ加工という手法を使い、まるでモダンな花柄が浮き出ているようなイメージを感じさせてくれる逸品です。
ご覧のようにリビングドアにはサンドブラストで彫刻されたモダンで美しい模様があしらわれているなど
重厚な設えにモダンなエレメントが配されたインテリアに品良くコーディネイトしました。
レースはインハウスの「ベルチ」ドイツ製でベージュの刺繍柄を合わせタッセルで引き締めました。
ミセスコーナーには、窓枠の内側にレースカーテンをFEDEの「リミニ」で。
ラインを描くように刺繍された光沢糸が美しいきらめきを放ちます。
合わせたのはロールスクリーンのエンブロイダリーで裾にはフェミニンなレースのマクラメを。
愛らしいグリーンのリーフ柄の壁紙ともとても合い、奥様らしいお部屋となりました。
和室の大きな丸いFIX窓にはハンターダグラス社のデュエットシェードをトップダウンボトムアップでご提案。
障子の桟の意匠で和室のデザインの良しあしが決まってしまうとも云われますが
N様のこのモダンにも見えるデザインの障子に、デイジーホワイトのデュエットシェードが素敵になじんでいます。
洋室1には、ドレープカーテンをサザンクロスの「カンティーノ」で。
ブラウン/ブルーの上にオーナメントが浮き立つ、モダンとクラシックを融合させたようなお生地です。
レースカーテンにはインハウスの「ラボリー」をご採用頂き、こちらはグリーンの太いストライプの
境目にはかすり織のブラウンが効いています。
また、洋室2ではインハウスの「ラ・ローズ」をご採用頂きました。
アイボリーのベース地にゴールドの刺繍がエレガントなお生地に遮光1級の裏地お付けし
シャープシェードにしました。
レースカーテンは、同じくインハウスの「サリチェ」をご採用頂きました。
小花の刺繍が施されたこちらのレースは窓枠の内側に入れる事で裾のスカラップをより生かしています。
階段ホールのお窓には、リビングダイニングと同じレースを2.5倍使いでたっぷりととり
吊り元は真ん中のお写真のようにスモックプリーツに耳を立ててより美しく。
おトイレのカフェカーテンには、お裾にスネークフリル付きでお仕立て。
細かな事ですが、お仕立てにはこだわりを持ってメーカーアトリエに指示を出します!
テラスへの出入口には、強い日差しとデザイン性を考え
ダマスク模様とシャンデリアからモダンにアレンジされたモチーフのバーチカルブラインドで遮光タイプをご提案しました。
無地のスラットを交互に入れる事で洗練されたデザインをより引き立たせました。
ウイズ苦楽園では、お住まいをトータルコーディネイトさせて頂いております。
店内にある実物サンプルをご覧頂きながら、お打合せさせて頂き
それぞれの場面でのご希望をお聞きし、お気に入りのお部屋やスペースに仕上がっていきます!
今回もN様には何度もお店に足を運んで頂き、お打合せをさせて頂きました。
最後にN様、ウイズ苦楽園をいつもご愛顧頂き誠にありがとうございます。
この度も、N様のお住まいづくりに参加出来た事スタッフ一同大変光栄に思っております。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
シンプルな装い[Traditional -トラディショナル-]
今回は芦屋のH様邸をご紹介させて頂きます。
ご紹介でご来店頂き、リビングのカーテンをオーダー頂きました。
お選び頂きましたのは横縞のシンプルなお生地、チマー&ロード(ZIMMER+ROHDE)の「ガバナ」です。
チマー&ロードは1899年創立の、ヨーロッパの最高級ブランドのひとつです。
フリーハンドで描かれたような刺繍のラインが特徴的です。
夜になると光沢を持ったボリューム感のある表情になります。
ヨーロッパのファブリックならではお色もご用意しております。
関西初のコーナー展示をしており、実物のカーテンサンプルでご覧頂けます!
この機会に是非、ヨーロッパの最高級ファブリックに触れてみては如何でしょうか?
最後にH様、この度は当店をご採用頂き誠にありがとうございました。
ナチュラルモダンとモリス[Traditional -トラディショナル-]
今回は西宮のT様をご紹介させて頂きます。
ご新築に合わせてご依頼頂きました。
壁には漆喰でも少しベージュがかった漆喰をチョイスされたり、
階段の段鼻や手摺にもひと工夫されていたりと、
随所にT様のこだわりが見てとれるお住まいです。
リビングダイニングをご紹介させて頂きます。
レースカーテンは川島織物セルコンの「MORRIS DESIGN STUDIO」の中から
『ウィロウボウレース』をご採用頂きました。
織りで表現された『ウィロウボウレース』は、なんとも言えない贅沢な光をお部屋全体に招き入れてくれます。
光に照らされ床に写り込む柳の葉の表情がなんと綺麗なことでしょう!
キッチンの開き扉や腰窓にも『ウィロウボウレース』をお使い頂きました。
UVカット機能や遮熱性能も持ちわせたお生地です。
このウィロウボウはモリスが1887年に発表したデザインです。
これは、テムズ川の岸に生茂っていた柳が川面に映り揺れる美しい様子を描いた、モリスの代表作でもあります。
シンプルですが、どこがパターンの繰り返しのつなぎ目なのか簡単には分からない、
非常に考え抜かれたデザインなのです。
ドレープカーテンには同じく「MORRIS DESIGN STUDIO」から『ゴールデンリリーマイナー』をご採用頂きました。
生き生きとしたゆりや小花が多色使いの織りで表現されています。
モリスの一番弟子J・H・ディールによって1899年にデザインされたものです。
まるで着物の帯のような鮮やかな色づかいに圧倒されます。
家具はミッドセンチュリーモダンなデザインのものをお考えでしたので、
「近代デザインの父」と言われるモリスと繫がり歴史を感じさせてくれるでしょうね!
上部にはお生地のお色から一色とりフラットバランスを作製しました。
ボトムには同系色のフリンジを取付け、タッセルもフリンジタッセルでバランスとの繫がりを持たせました。
フラットバランスを付ける事でお部屋全体が引き締まった表情になりました。
今回ご採用頂いた「MORRIS DESIGN STUDIO」はモリスのデザインと、
川島織物セルコンの持つ織りの技術が融合したコレクションです。
緻密で丁寧な織り組織、そして深みのある色といった織物ならではの豊かな質感で表現されています。
100年以上前のデザインが色褪せることなく、今の時代にも受け入れられているモリスのデザインに
毎度の事ながら驚いてしまいます。
ウイズ苦楽園では、プリントはもちろん織りや刺繍のモリスのお生地を実物サンプルでご覧頂ける
モリスコーナーを設けています。
是非、手に取ってご覧下さいませ。
最後に、T様この度は当店をご採用頂き誠にありがとうございました。
オーダーされている表札も楽しみです!
モリスのある風景[Traditional -トラディショナル-]
今回はウィリアムモリスをご採用頂いたお客様をご紹介致します。
まずは、リビングにご採用頂いたN様です。
お選び頂いたのは、アーカイブコレクションのコットンプリント『Bluebell(ブルーベル)』グリーンです。
モリスの1876年の作品で、当時は天然染料で時間をかけて染め上げていました。
左右対称の美しいパターンで、色褪せたようなプリントすることでオリジナルのファブリックを再現しています。
サンセベリアとも相性が良かったです。
他にもグリーンも含めて5色展開です。
続いて、Y様のリビングをご紹介させて頂きます。
こちらもアーカイブコレクションから『Kelmscott Tree(ケルムスコット・ツリー)』をご採用頂きました。
リネンとコットンとナイロンの混紡にプリントされたお生地です。
鳥と花々に囲まれた大きな木のデザイン。
このデザインはモリスが別荘として借りていた「ケルムスコット・マナー」の
寝室のベッドのカーテンからインスピレーションされ作られました。
そのカーテンは次女のメイ・モリスたちがモリスの誕生日祝いにと3ヶ月を要して作られたといわれています。
レースカーテンはマナテックスの『エイミークラッシュ』をご採用頂きました。
ドットの刺繍柄がとても可愛らしいお生地です。
カントリー家具と共に、自然を感じる事ができる優しいお部屋に仕上がりました。
ウイズ苦楽園ではウィリアムモリスコーナーを設けており、アーカイブコレクションをはじめ
モリスの実物サンプルを多数展示しております。
是非、ご来店頂きモリスの世界をお楽しみ頂いては如何でしょうか?
最後にN様、Y様この度は当店をご採用頂き誠にありがとうございました。
ボタニカルデザインを楽しむ[Traditional -トラディショナル-]
今回は、西宮のU様邸をご紹介させて頂きます。
ご寝室のカーテンのお吊代えをご依頼頂きました。
イギリスのサンダーソン社のコットンプリントのお生地『イングリッシュローズ』をご採用頂きました。
その名のとおり、バラのお柄がとても繊細な水彩画タッチで描かれており、陰影や濃淡が非常に美しいお生地です。
レースカーテンはサザンクロスのキャスパーでナチュラルに。
タッセルはブローニュのボールタッセル『クロッカス』で可愛らしさを付け加えました。
今回ご採用頂きましたお生地のサンダーソン社は、1860年ロンドンに設立された会社で
1923年から現在まで英国王室御用達の栄誉を獲得し続けています。
精巧にプリントされたお生地と壁紙を組み合わせたコレクションは
英国の伝統あるスタイルに新たなエッセンスを織り交ぜ今に息づいています。
そんなサンダーソン社の実物サンプルをいくつかご紹介します。
まずは『スウィートベイ』です。
チンツ加工された光沢のあるお生地でマグノリア(白木蓮)が描かれています。
穏やかな表情に、光沢がリッチな風合いをもたらしています。
2色展開です。
『エッチング&ローズ』はこちらもバラを初めとしたボタニカル柄と
それに群がる虫たちをエッチングで表現しています。
カラーリングも特徴的なモダンなお生地です。
こちらも2色展開です。
『ペインターズガーデン』は陶器の花器にチューリップとアネモネが水彩画タッチで描かれた
色鮮やかなお生地です。
さらりと窓辺に飾ると絵画を飾っているようです。
こちらは3色展開です。
ウイズ苦楽園では今回ご紹介させて頂いたお生地すべて実物サンプルでご覧頂けます。
是非ご来店頂き、「サンダーソン」の世界をお楽しみ頂いては如何でしょうか!
最後にU様、この度は当店をご採用頂き誠にありがとうございました。