Traditional -トラディショナル-の最近のブログ記事
アンティークなインテリアに[Traditional -トラディショナル-]
今回は宝塚市のK様邸をご紹介させて頂きます。
外観内装ともに、こだわり抜かれた輸入住宅のお住まいにご提案させて頂きました。
アンティーク家具や腰板、ゴールドのシャンデリアと非常に重厚なインテリアのリビングです。
掃出窓にはカーテンスタイルと腰窓にはプレーンシェードをご提案。
レース生地にはFISBA(クリスチャン・フィッシュバッハ)のイタリアンコレクションより「オールドイングランド」をご採用。
ネット状の地に、編みレースのようなオーナメント状のデザインをクリップコード織りで仕上げたレース。
ビンテージ風な仕上りで、お部屋のイメージにピッタリです。
2012年イタリアンコレクションの新作プレゼンテーションが9月にありますのでこちらも楽しみです。
同じお生地で2重使いのクッションをオーダー頂きました。
重厚なソファとカーテンをつなぎお部屋に一体感をもたらしてくれました。
タッセルはブローニュの新作タッセルの「ロガン」です。
次にダイニングキッチンです。
レースカーテンにはフジエテキスタイルのワールドファブリックフローラルテイストから「シルエット」のブラウン色を。
タフタで作られたフラワーモチーフのアップリケが刺繍が特徴的なお生地です。
アンティークな雰囲気に現代風なエッセンスを加えました。
タッセルはこちらもブローニュの新作でアデールをご採用。
ロープ部分とフリンジ部分に入っているブルーの糸とドレープのお生地のブルーをつなぎました。
ドレープカーテンは、FEDEの「フレーシャ」をご採用頂きました。
グレージュなベースに立体感のあるペイズリー柄が淡いブルーで表現されたお生地です。
ダイニングキッチンは、少しモダンな要素も取りいれた落ち着いた仕上りとなりました。
キッチン前の小窓2つにはお揃いのレースでカフェカーテンを。
良いアクセントとなり、K様にもお喜び頂いておりました。
ダイニングの出窓にグリーンと共に飾られていたブドウを模ったガラスのオブジェ。
実は当店の「住まいと暮らしのギャラリー」にも展示させて頂いております。
日本各地や世界でご活躍のグラスアーティスト三浦啓子先生の作品です。
以前、前述のギャラリーにて先生の作品を展示させて頂いたご縁もあり、お付き合いさせて頂いています。
先生は、作品を通じて"透明な存在感"としての光を表現されています。
私達ウイズ苦楽園も、ウインドウトリートメントにおいて光や風といった目に見えないものを
住まいにどう取り入れ表現するかが重要だと考えています。
今回偶然にも先生の作品とコラボレーションができ大変嬉しい出来事でした。
最後にK様、この度は当店をご採用頂き誠にありがとうございました。
工事中だったこだわりのお庭が完成しましたら是非拝見させて下さい!
夏のしつらえを楽しむ[Traditional -トラディショナル-]
今回は「夏のしつらえ」ということで、2邸ご紹介させて頂きます。
まずは、ご新築時にオーダー頂いたE様。
この度は、夏用にお吊り代えをご用命頂きました。
ご新築時はご寝室のシルエットシェードにレースをプラスしてお納めさせて頂いておりました。
麻のカーテンにお取替え。
麻の持つ風合いを生かし、床までたわませるご提案を
お揃いのお生地でベッドカバーも、生地をたっぷりと使用しました。
和モダンな玄関ホールには、現代感覚の機能的な井上スダレの「風雅」をコーディネート。
スダレがもつ素材感はいつの時代も愛され続け、また季節感を表し風情を楽しむ道具として長い歴史を生き続けています。
1㎜の籤(ヒゴ)の技術は井上スダレならではのもの。
スダレが醸し出す「光と影」を現代感覚で和モダンの空間に表現しました。
ウイズ苦楽園では、井上スダレの実物サンプル展示しております。
是非、この繊細さを手に取ってご覧下さい。
置かれた籐のアンティークチェアは傷んだ座面を張り替えて使用できるようにし
玄関ホールに置くことにしました。
和モダンの中にも違和感なくとけこんで、涼しげな風情です。
次に別荘用に建てられた和モダンなお住まいのM様邸です。
LDにはすだれロールを、ナチュラルな木をあしらった室内と外のウッドデッキをつなぎます。
緑いっぱいの景色がすだれを通して涼やかに感じさせてくれます。
キッチンにはプリーツスクリーンをトップダウンで
外の道路の目線を遮り、景色を楽しめるように。
ご寝室にはウィリアムモリスの150周年アーカイブコレクションより「スクロール」
コットン100%でベッドカバーをお作りしました。
ナチュラルな床やベッドフレームにもとてもよく合うグリーン系に白いお花が優しい雰囲気です。
腰高窓にはハンターダグラスのデュエットシェード・アーキテラエラン・エクリプス(遮光)
のデイジーホワイトを。
夏は涼しく、冬は暖かいハニカム構造が窓とお部屋の間に空気の層を作り、
室内環境の快適さが向上するのはもちろん、冷暖房機器によるエネルギーの排出量を抑えます。
リビングの床の絨毯は高密度に織られたパキスタン段通をご提案。
100%ウールの手織りの風合いがソファととても良くマッチして
ナチュラルな空間に仕上がりました。
ウイズ苦楽園では、ファブリックを使いベッドカバーや素敵なオーダークッションのご提案もしております。
是非、何でもご相談下さい!
最後に、E様、M様毎度お引き立て賜り誠にありがとうございます。
モリスとスワッグバランス[Traditional -トラディショナル-]
今回は、西宮市のG様邸をご紹介させて頂きます。
ご自宅のリフォームに合わせてご依頼頂きました。
リビングダイニングのドレープカーテンはウィリアム・モリスの『いちご泥棒』です。
元々あった窓の上部の梁型を取り除かれて、
スワッグ&テールのバランスを製作させて頂きました。
大小の掃出窓があり、それぞれに3スワッグと2スワッグを片流れで製作。
お生地は濃いネイビーを使い、両サイドのテールは巾や折り返しの数、大きさにこだわって頂きました。
テール部分のちらりと覗く裏地には光沢の美しいシャンタン生地の淡いブルーをご提案。
また、房付きタッセルは濃いブルーと房部分に淡いブルーの糸があしらわれたモノをチョイス。
スワッグバランスとカーテンそしてテールの裏地をつなぐ非常に大切な役割をしています。
いちご泥棒はモリスが庭で育てていたいちごを鳥が食べてしまったというエピソードから生まれました。
デザインは1883年につくられ、庭に訪れる生命と共存していこうというメッセージも込められており
1枚の生地の中に、24色もの色が使われ生き生きとした色彩が表現されています。
そんな『いちご泥棒』にスワッグ&テール付バランスをプラスする事で
クラシカルで非常に落ち着いた印象を与えるしつらえとなりました。
G様のお住まいは、玄関に1800年代の懐中時計が置かれていたり、
リビングダイニングにはご自身で買付けに行かれたヨーロッパ直輸入のアンティーク家具が置かれていたり、
各お部屋にこだわりの壁紙が貼られていたりと見所が満載のお住まいです。
そんなG様のお部屋作りのお手伝いができ、スタッフ一同感謝しております。
最後にG様、この度は何度もお店に足をお運び頂き、そして当店をご採用頂き誠にありがとうございました。
クラシカル&エレガント[Traditional -トラディショナル-]
今回は西宮のT様をご紹介させて頂きます。
アンティークでクラシカルな雰囲気で家具も一つ一つこだわられていらっしゃったT様。
イメージ写真等を持参して頂きお打合せさせて頂きました。
リビングダイニングは白を基調とした空間に、ダマスク柄の張地を用いたクラシカルな家具
アイアンのペンダントライトやブラケットライトなどを考慮し
大胆にブラックのダマスク柄で統一感をもたせました。
お生地はインハウスの「リシュブール」のブラウン色をご採用頂きました。
小窓にはシェードを、掃出窓にはストレートバランスを施し
重厚感を残しながら、すっきりとまとまりました。
ウィリアム・モリスの世界[Traditional -トラディショナル-]
今回は西宮のT様邸をご紹介させて頂きます。
ご新居へのお引越しに合わせてご依頼頂きました。
リビングダイニングの大きなお窓4窓にお選び頂いたのは
ウィリアムモリスのアーカイブコレクションの中から「ジェインズ・デイジー」です。
これはご家族皆様のご意見が全員一致したお生地でした。
綿と麻にポリエステルを混紡して織り上げたしなやかお生地に
刺繍が施されているお大変凝ったお生地です。
2色展開の内のブルー系に裏地を付けてお仕立て頂きました。
モリスと妻ジェインの新居でもある『レッドハウス』を飾るために刺繍された壁掛けを基に
アーカイブコレクションで発表されたお生地です。
シンプルに見えますが様々なステッチ使いを用いてまるで手刺繍を思わせるような仕上りとなっています。
1860年代に作られたパターンですので、なんと今から150年も前に作られたデザインです。
年月を超えても色褪せないウィリアム・モリスのデザインがT様ご家族のリビングダイニングを
美しく彩っています。
中央に置かれている猫足のチェアのアンティーク風な雰囲気にもお似合いですね!
最後にT様、この度は当店をご採用頂き誠にありがとうございました。