モリスの壁紙で襖(ふすま)の張り替えを。
With苦楽園 (2022年7月22日 17:44)
カテゴリー:Traditional -トラディショナル-
いつもウイズ苦楽園ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
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7月も下旬に入り学生は夏休みに入られた頃でしょうか。
蝉の声が響く夏らしい日々が続いております。
熱中症も多いようなので皆様ご自愛くださいませ。
ウイズ苦楽園では、
引き続き、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大予防対策を行っております。
ご来店の際は、こちらをご覧下さい。
ご来店のお客様には大変ご不便をお掛け致しますが、
事前のご予約、マスクの着用、また出来る限り
大人数でのご来店はお控え頂きます様ご協力をお願い申し上げます。
それでは本日も始めさせていただきます。
今回は和室の襖(ふすま)にモリスの壁紙で張り替えを行った施工例をご紹介致します。
海外留学中に様々な家の中でモリスの壁紙が張られた空間を見て
その魅力に心惹かれたという今回のお客様。
ご自宅の間取りは洋間であるリビングから和室の襖が見える状況です。
リビングと和室の繋がりが欲しいとのご要望で襖に
モリスの壁紙を取り入れたいと考えられたようです。
そんなお客様がお選びになられたのは
ウィリアムモリスの壁紙「Pimpernel(ピンパーネル)」です。
ピンパーネルはウィリアムモリスがデザインした柄で
モリスの暮らした別荘である「ケルムスコット・マナー」のダイニングルームにも
使用されていた事からモリス本人のお気に入りの作品であったと言われています。
壁紙のカラーに入っているベージュ系の色目と襖の枠の色がマッチしており
和室にも違和感なく溶け込んでいました。
お客様にも喜んでいただいたのですが、お話しを聞くと
今回の施工をお願いするにあたりお店を探していた所、
何社かに問い合わせても襖にモリスの壁紙を張ってくれる所が
見付からなかったとの事でした。
モリスの壁紙は通常のビニールクロスと違い、紙クロスですので
施工の難度が高く襖に張れる職人は少なくなってきます。
ウイズ苦楽園では現地を確認させて頂き、問題なければ
襖にも壁紙の施工が可能でございます。
ただし、襖にも種類があり「本襖」への施工は出来かねます。
「戸襖」「ダンボール襖」への施工は下地に問題なければ施工が
できますので襖に壁紙をお考えの方はその点ご確認頂ければと思います。
ここからは今回の施工の流れをご紹介致します。
こちらが張り替え前の襖です。
まずは既存で張られている紙を剥がします。
そして張る壁紙の仮の柄合わせ作業及びカット作業です。
壁紙に糊を付けていきます。
いよいよ張っていきます。
レーザー水平器を使用して(赤のライン)垂直を出し、正確に作業していきます。
柄合わせも慎重に、正確に行います。
完成です。
今回、襖と天袋(上部の襖)で総横幅が違いますが
縦の柄が合うように柄合わせを行いましたので
正面から見た際も違和感なく美しい柄の流れを楽しめるように致しました。
いかがだったでしょうか。
ウイズ苦楽園では今回ご紹介したように
襖にモリスなど紙クロスを施工することも可能です。
※襖の種類、襖の状態によってはお受けできかねることもございます。
店内には壁紙だけでなくモリスのカーテンも多数の実物を常時展示しております。
その他にもウイズ苦楽園では常時3000種類を越える生地サンプルや
ロールスクリーンをはじめとする機械物も多数実物を展示しております。
ご新築、リフォーム、吊り替えをご検討中の方は是非一度ご来店くださいませ。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。
最後になりましたら、S様。
この度はウイズ苦楽園にご用命頂き誠にありがとうございました。