モリスとスワッグバランス
今回は、西宮市のG様邸をご紹介させて頂きます。
ご自宅のリフォームに合わせてご依頼頂きました。
リビングダイニングのドレープカーテンはウィリアム・モリスの『いちご泥棒』です。
元々あった窓の上部の梁型を取り除かれて、
スワッグ&テールのバランスを製作させて頂きました。
大小の掃出窓があり、それぞれに3スワッグと2スワッグを片流れで製作。
お生地は濃いネイビーを使い、両サイドのテールは巾や折り返しの数、大きさにこだわって頂きました。
テール部分のちらりと覗く裏地には光沢の美しいシャンタン生地の淡いブルーをご提案。
また、房付きタッセルは濃いブルーと房部分に淡いブルーの糸があしらわれたモノをチョイス。
スワッグバランスとカーテンそしてテールの裏地をつなぐ非常に大切な役割をしています。
いちご泥棒はモリスが庭で育てていたいちごを鳥が食べてしまったというエピソードから生まれました。
デザインは1883年につくられ、庭に訪れる生命と共存していこうというメッセージも込められており
1枚の生地の中に、24色もの色が使われ生き生きとした色彩が表現されています。
そんな『いちご泥棒』にスワッグ&テール付バランスをプラスする事で
クラシカルで非常に落ち着いた印象を与えるしつらえとなりました。
G様のお住まいは、玄関に1800年代の懐中時計が置かれていたり、
リビングダイニングにはご自身で買付けに行かれたヨーロッパ直輸入のアンティーク家具が置かれていたり、
各お部屋にこだわりの壁紙が貼られていたりと見所が満載のお住まいです。
そんなG様のお部屋作りのお手伝いができ、スタッフ一同感謝しております。
最後にG様、この度は何度もお店に足をお運び頂き、そして当店をご採用頂き誠にありがとうございました。