こだわりの生地をこだわりの縫製で。
With苦楽園 (2021年8月15日 09:47)
カテゴリー:Curtain -カーテン-
いつもウイズ苦楽園ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
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兵庫県も本日から緊急事態宣言がでております。
ウイズ苦楽園では引き継ぎ
新型コロナウィルス(COVID-19)感染予防対策を行って営業しております。
ご来店の際はこちらをご覧下さい。
まだいつもの日常に戻るのには時間がかかりそうですが、
予防、対策を徹底して過ごしていきたいですね。
なおご来店のお客様には大変ご不便をお掛け致しますが、
事前のご予約、マスクの着用、
また出来る限り大人数でのご来店はお控えいただきます様ご協力をお願い致します。
それでは本日も始めさせていただきます。
今回ご紹介するのは、リビングのお吊り替えをご検討のお客様。
窓がとても大きく、カーテンでお部屋の雰囲気がとても変わるので、
シンプルかつこだわりのある生地をご検討されていました。
そんなお客様のご提案した厚地のカーテンは川島織物セルコンの「エザーゴ」です。
遠くから見るとシンプルなカーテンに見えますが、亀甲文様があしらわれております。
お色は全7色。今回納めさせていただいた色は真ん中のブルーとなります。
緻密で光沢の美しい繻子地を活かしたファブリックです。
繻子織とは経糸と緯糸の交差点をなるべく目立たないようにして、
織物の表面に経糸または緯糸を長く浮かせた織り方です。
サテンともいわれております。
亀甲文様は吉祥文様の1つであり古典的ながら、
コンテンポラリーな雰囲気をもたらすデザインです。
とても細かく織られているのがお分かりになるかと思います。
また今回は川島織物セルコンのfilo縫製でお納めしております。
filo縫製のこだわりは2点あります。
・巾継ぎ
・手まつり
先ずは巾継ぎからご説明させていただきます。
巾継ぎとは生地と生地を繋ぎ合わせる工程の事です。
生地には生地巾があり、その生地同士を柄合わせしていき繋ぎあわせていきます。
例えば横幅3mのカーテンを生地巾140cmので作る場合、3巾必要となります。
巾継ぎの際にはどうしても縫い目が出来てしまいます。
生地の柄を合わせる事も必要となってくるので、基本的に縫い目の場所は、
ランダムになってきます。
(メーカーによって縫製や巾継ぎの場所は異なります。)
弊社サンプル
しかしfilo縫製では巾継ぎの位置をヒダの根元に隠れるように配置しております。
その為、本来必要な生地巾にもう1巾余分で使います。
その結果、確実に巾継ぎの位置をヒダの根元にくるようにする事が出来ます。
こうする事で巾継ぎの場所はほとんど気にならなくなります。
次に手まつりです。
カーテンがより一層豊に見えるように、カーテンのサイド3巻きは通常よりも大きい
3cmになっています。
左がfilo縫製、右が通常の縫製でございます。
また裾、耳の表面に縫い目が目立たないように掬い縫いで縫い上げた後に、
手作業で丁寧にまつり上げています。
そのため縫い目が気になりません。
以上が細部までこだわったfilo縫製の特徴です。
こだわりの厚手のカーテンに合わせたレースカーテンが、こちら
五洋インテックス社より「テゼ」
こちらも遠目ではシンプルに見えますが、しっかりと表情があります。
シンプル過ぎず、それでいて主張し過ぎないデザインです。
今回は意匠性のある変形窓だったので、通常の両開き仕様とは違う仕様にしております。
通常の両開きは両方とも同じ幅となりますが、今回は向かって右側の方が長くなっています。
そこでリビングのソファーからみた面の窓の真ん中に分かれ目がくるようにさせて頂きました。
またヒダの数も厚手の生地とレースの生地両方とも同じにしております。
そうする事で統一感が出てきます。
細かい所ではありますが、オーダーカーテンならではの仕様です。
いかがだったでしょうか。
今回は、こだわりの縫製とオーダーカーテンならではの仕様についてご紹介しました。
ウイズ苦楽園ではfilo縫製のサンプルも含め、常時3000種類以上の実物サンプル、
ロールスクリーンを始めとするブラインド類も多数展示がございます。
ご新築、リフォーム、お吊り替えをご検討の方は是非一度お越しくださいませ。
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最後となりましたがM様。
この度はウイズ苦楽園をご用命頂き誠にありがとうございました。