ウィリアムモリス・ウイローボウに囲まれて。
With苦楽園 (2019年11月15日 14:00)
カテゴリー:Blind&Shade -ブラインド&シェード-カテゴリー:Reform -リフォーム-
いつもウイズ苦楽園ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
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急に肌寒くなり、一気に冬感が増しましたね。
今年も残すところ1か月半となりました。
これから忙しくなる時期、皆様、体調を崩されないようお気をつけ下さい。
只今、ウイズ苦楽園では、「Xmas SALE」を開催しております。
年内や年明けすぐにカーテンやラグをお考えの方は、ぜひこの期間にお越し下さい。
それでは、早速施工例をご紹介させていただきます。
今回は、一級建築士やインテリアプランナーの資格をお持ちで、
ご自身でコーディネートもされているお客様。
ご自宅のトイレのクロス張替えと各部屋のカーテンのお吊り替えをご検討され、
弊社にご来店いただきました。
コンクリート打ち放しのモダンなお家は、全てアイボリー系のプレーンシェードで
すっきりとまとめたお部屋です。
もともとウィリアムモリスがお好きで、今回は「ウイローボウ」をカーテンやクロスに
ご採用いただきました。
まずは、リビング、ダイニング。
マナトレーディング社より、ウィリアムモリスの「ウイローボウ」をシェードにて。
ウイローボウは、1887年に壁紙デザインとして登場し、後にファブリックとしても
採用された、モリスの最高傑作ともいえるデザインです。
モリスがお気に入りのテムズ川沿いの柳が風で揺られる様子からデザインされたと
言われており、今でもピュアモリスシリーズ等、様々なテイストで再現されています。
無機質なコンクリートに自然植物である柳という異素材の組み合わせが、
テイストに縛られない、とても素敵な空間となりました。
草間彌生さんのグリーンのかぼちゃと並んで。
シェードで平面的にみるウイローボウが、ご趣味で集められているアート作品と並び、
画廊のような雰囲気に。
ご寝室にも、同じお生地をシェードにてお納め致しました。
こちらは、生地を通して入る日差しが木漏れ日のようで、
大変心地よいとおっしゃていました。
濃淡のあるグリーンや枝は、より立体的に見え、
本当に木々に囲まれているような、癒しの空間を演出します。
階段は、アルミブラインドだったところを、ウィリアムモリスの雰囲気にあわせ、
ウッドブラインドに変更しました。
ナニック社のウッドブラインド、Gシリーズよりダークブラウン色でシックな印象に。
洗面、脱衣所にも同じものをお納めしました。
エコカラットとタイルにウッドブラインドと、他のお部屋同様、
異素材が協調しながらお互いを引き立たせてくれます。
ブラインドから覗かせる、お庭の木も絵になりますね。
最後に、1階、2階のトイレ。
片面はコンクリート、片面はホワイトのクロスと、
シンプルですが、そのままでもお洒落な空間。
クロスについても、カーテンと同じようにサンプルをお持ちし、色合わせ等、
1階のトイレにお選びいただきましたのは、
リリカラ社のモリスヘリテージカラーズより、cowslip(カウスリップ)色。
キバナノクリンザクラという小さな黄色いお花のお色です。
こちらのシリーズは、モリス商会が保有していた壁紙のログブックから
選ばれたもので、色にも自然派モリスの特徴を見ることができます。
マットで塗りのような質感が、モリス好き以外にも様々なテイストで
好まれるシリーズです。
明るいアクセントカラーとして、温かみのある空間になりました。
2階は、カーテンと同じウイローボウのクロスを壁、天井にも施工致しました。
一気にモリスの世界へと変身。
静と動が混ざり合った空間は、入る度に何か考えさせてくれるような、
楽しく、不思議な空間となりました。
赤色だった取手は、クロスにあわせてお客様ご自身でブラウンに塗り直しされました。
細かい部分にもこだわることで、統一感が得られました。
ご家族やお家を訪れた方にも好評のようで、
ずっと前からモリスに囲まれているようと喜んでいただけました。
カーテンやクロスを替えることで、お部屋の印象もがらりと変わります。
柄物でなくても色を変えたり等、少し変化がほしいと思ってらっしゃる方は、
思い切ってカーテンやクロスを替えてみてはいかがでしょうか。
ウイズ苦楽園では、その他カーペットや椅子の張替え等の取り扱いもございます。
素敵なお部屋づくりに、一度ウイズ苦楽園にご来店下さい。
最後となりましたが、K様、
インテリアや建物について、様々なお話をお伺いでき、
非常に楽しくお打合せをさせていただきました。
この度は、ウイズ苦楽園にご用命いただきまして、誠にありがとうございました。