川島織物セルコン工場見学・施工例
With苦楽園 (2017年7月21日 08:40)
カテゴリー:Curtain -カーテン-
先日、ついに梅雨明けも発表され、いよいよ本格的な夏に突入しますね。
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お子様が夏休みに入るという方も多いのではないでしょうか。
暑さ対策をしっかりして、有意義にお過ごしください。
そして、ウイズ苦楽園では8月14日までサマーキャンペーンを開催致しております。
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夏シーズンに向け、遮熱カーテン等の展示も多数取り揃えております。
20万円以上、ご購入のお客様には素敵なプレゼントもご用意いたしておりますので、
ぜひ、この機会にウイズ苦楽園にお越し下さいませ。
それでは、本日も早速ウイズ苦楽園ブログをはじめさせていただきます。
先日、京都市左京区にある川島織物セルコンの市原工場に見学に行きましたので、
そちらのお話から少し。
川島織物セルコングループは、1843年創業と歴史の長いメーカーです。
川島の帯や舞台の緞帳、祭礼幕を扱う身装、美術工芸事業や
明治宮殿の室内装飾などのインテリア事業を手がける、
日本の室内装飾インテリアを牽引してきたファブリックメーカーです。
今では、数多くございますが、日本初のインテリアショールームを
つくったのも川島織物になります。
市原工場では、色作り、糸の染色、意匠糸の作成から、
緞帳や帯、カーテン生地を織り上げるまでの工程を一貫して行っています。
舞台にかかる大きな緞帳や、繊細な柄が美しい帯も
手作業にて緻密に織り上げていきます。
参考写真
緞帳は、ちょうど宝塚劇場に納める作品の仕上げにかかっておりました。
また、祇園祭等に使用する祭礼幕では、200年前の祭礼幕を当時の柄や色合いを研究し、
復元した下絵を織り上げていました。
出来上がった生地は、また長きにわたり使用されるものだと思うと、
制作過程を見れたことはとても感慨深いです。
カーテンでは、川島織物セルコンの中でも高級クラスのfiloシリーズ、
一部の生地は、市原工場で作られています。
当日は、大人気のいちご泥棒も織り機で織られていました。
柄がたくさん入っているものほど、出来上がる時間もかかります。
filoシリーズでは、糸や色からこだわって製作されているものが
たくさん含まれています。ウイズ苦楽園にもこの市原工場で織り上げられている
生地サンプルがございますので、ぜひ、ご覧にお越し下さいませ。
また、実際に生地からカーテンに縫製する川島ソーイングにも
お邪魔させていただきました。
生地の裁断から縫製、ウェーブ加工、梱包まで、
一つ一つの工程に人の手を加え、細部まで丁寧な作業をされていました。
機械化が進む現代では、カーテンの縫製も全て機械でできないことはないが、
やはり手作業で生地を確かめながら進めることで、品質の向上にもなり、
また、作り手の技術の向上、縫製技術の継承にもなるとおっしゃっていました。
もちろん、最新の機械も導入し、生産効率のアップにも繋げていました。
こうした、様々な工程を得て、お客様にカーテンをお届けしております。
ウイズ苦楽園で川島織物セルコン社のカーテンをオーダーいただきました
お客様には、もちろん川島織物のメーカー縫製で商品をお客様にお届け
させていただいております。
糸から自社で撚り、生地の特性を知り、研究や技術向上に日々努力されております
品質をお楽しみいただけるかと存じます。
最後に施工例を一つ。
ご新築に合わせ、カーテンをご検討いただきましたお客様です。
見学時にも生地を織られていました、「いちご泥棒」のブルー色。
こちらは何色もの糸を使用して織り上げており、
豊かな表情と重厚で立体感のある生地感が特徴的です。
小窓には、シェードスタイルにて。
柄がはっきり絵のように見える為、カーテンとはまた違った表情を
楽しむことができます。
左右で柄を合わせる作業も、手作業でされています。
レースカーテンは、マナトレーディング社の「リュージュ」。
少しうねりを加えたストライプ柄は、シンプルながらも表情のあるお生地です。
はじめは、ドレープカーテンはいらないとおっしゃっていたお客様ですが、
展示品をご覧いただき、実際に現地に持っていってみると、大変気に入られ、
納品時も大変喜んでいただきました。
本日ご紹介させていただきました川島織物セルコンは、
高い織りの技術を評価され、皇室御用達のメーカーでもあります。
皆さまも、ぜひ、ご自宅に質の高いカーテンを吊ってみませんか。
最後となりましたが、この度は、お忙しい中見学をさせていただきました
市原工場の皆様、川島ソーイングの皆様、
カーテンをご用命いただきましたN様、誠にありがとうございました。