ウィリアムモリスと暮らす部屋。
With苦楽園 (2025年1月10日 11:48)
カテゴリー:Curtain -カーテン-
いつもウイズ苦楽園ブログをご覧いただき
誠にありがとうございます。
本日は久保田が担当させていただきます。
新年が始まり、仕事始めから1週間という方も
多いのではないでしょうか。
お正月で生活リズムが乱れてしまった方も
明日から3連休、身体を休めつつ、
徐々に元の生活に戻していってください。
それでは、本日も施工例をご紹介させていただきます。
今回は、マンションをリフォームされましたお客様です。
もともとお客様がウィリアムモリスがお好きで、
検討されているものもはっきりとしておりましたので、
お打合せも比較的スムーズに進めさせていただきました。
リビングダイニングに納めましたのは、
サンゲツ社が出している「ウィロウバウ」、
グリーン色です。
モリスが娘のメイと、テムズ川へと繋がる小さな川の
岸辺を歩いた情景を描いたデザインです。
ウィリアムモリスの中では、比較的柄が
落ち着いており、大きい窓でも
使っていただきやすいデザインです。
リビングダイニングは東側から南側にかけて
開口部が大きい窓でしたので、派手になりすぎず、
かつ重厚感のある窓まわりになりました。
レースカーテンも、ドレープと合わせて「ウィロウバウ」に。
こちらのレースカーテンは、麻風のナチュラルなベース地に
裾のみに刺繍が入っており、シンプルながらも立体的で
華やかさのあるとてもお洒落なデザインです。
光が差し込むと、床に柄が浮かび上がる様子も
楽しんでいただけているようでした。
クランクしている窓は、腰高窓でしたので、
全体的なバランスをみて、あえてウィロウバウレースの
ベースに近い無地の生地でお納め。
掃き出し窓とは違う生地ですが、
特に違和感なく納まりました。
寝室も同様の組み合わせにて。
深みがあり、落ち着いた雰囲気に。
当初、小窓はすりガラスの為、レースカーテンは
いらないかもというお話でしたが、サッシが丸見えに
ならないだけでとても柔らかい印象に。
ベッドの向かいに出窓があり、起きた際に柄が視線に入り、
心地よく起きれるとのことでした。
それぞれの個室は、アクセントクロスに
「フルーツ」の柄を使用されましたので、
カーテンは、無地を組み合わせました。
サンゲツ社の「ペニントン」。
コットンとポリエステルの混合素材で、
モリスの柄ともコーディネートしやすい
カラー展開となっております。
今回は、深いグリーンで窓まわりが引き締まり、
フルーツの柄も引き立つ仕上りとなりました。
レースカーテンは、他のお部屋と同様に
ウィロウバウのシアーを。
お家全体でもまとまりがあるようにと、
レースカーテンはクランク窓以外は全て揃えました。
床、壁、ソファやクッションともコーディネートされた、
素敵なお部屋に仕上がりました。
和室の縁側には、スダレ調のロールスクリーンを。
もともと薄めのレース生地を検討されていましたが、
日もそれなりに差してくることから、
ある程度地厚感のあるお生地に。
ご主人様もこの空間をとても気に入られているとのことでした。
奥様のご要望がはっきりされておりましたので、
こちらは生地の組み合わせや細かい仕様の打合せを
させていただくことが多かったのですが、
全体の仕上がりを大変喜んでくださいました。
こちらとしても嬉しい限りです。
今回ご紹介いたしました生地の他にも
大きいサンプルでたくさん展示がございます。
ウィリアムモリスの世界観をぜひお手に取って
お楽しみください。
最後となりましたが、
S様、この度はウイズ苦楽園にご用命いただき
誠にありがとうございました。